私が日頃の運動不足を解消したくて、1歳半の子どもと体験レッスンを受けたところとても喜んだので、これなら親子で楽しめると思って始めることにしました。
しかしいざレッスンが始まると子どもは、手をつないだり人から触られたりするのが嫌で、先生の言うことを聞かず逃げ回っていました。それでも先生は「どんな形でも身体を動かしてくれればいい」と言ってくださり、子どもも不思議と「レッスンに行きたくない」とは一度も言いませんでした。しばらくそんな状態が続きましたが、幼稚園の に入って次第に泣き虫や甘えん坊もなくなっていき、音楽に合わせて積極的に自分から踊るようになったのです。
キッドビクスによって踊りに自信がついてきたためか、小学生になった頃には積極的に手を挙げるクラス一番の目立ちたがり屋になっていました。キッドビクスを通し、子どもに強制せずゆっくりと見守る姿勢を貫いてきたことが、子どもの自発性を育てたのかも知れません。
親子で身体を動かせるものはないかと探していた矢先だったこともあり、子どもが5歳の時にお友達に誘われて体験レッスンを受け、私も子どもも気に入ったので始めました。
はじめは「ママが行くから」といった感じだった子どもも、小学生になってレッスンの内容がレベルアップしてくると振り付けが難しくなり、休むと分からなくなるのが悔しくて自分から行くと言うようになりました。
年に何回か行われるイベントでは、みんなの前で踊るので「間違えたり恥をかいたりしたくない」というのがあってか、すごく頑張るようになりました。これが自分の中で自信になったようで、学校生活でも反映されるようになってきて、マラソン大会でトップになりましたし、私が「勉強の方も頑張ってみたら?」と励ますと、成績もグングン上がりました。
うちの子どもは、生まれた時に心音に雑音があったので大事に育て過ぎてしまい、好きなものやお菓子ばかり食べていて偏食のある弱い子でした。心臓への不安もありましたが心臓も筋肉だから鍛えることになると考え、キッドビクスをやらせてみることにしました。
小学校入学時に体重30kg、体脂肪31%あり、市の教育委員会から指導の手紙が届き、特別に少し長めのレッスンに切替えました。はじめは嫌々通っていましたが、次第に積極的にレッスンに行くようになり、チームを組んで行うプログラムの中では仲間意識も芽生え、責任感も出てきたようです。
同時に身体も変化していき、小学校卒業時には体重38kg、体脂肪14%でした。そんな中で子どもは、小学4年生から競技エアロビクスを始め、5年生では日本代表として世界大会に出場した経験もあります。最近ではお菓子をほとんど食べず、運動すれば食事が美味しいし運動した後は水が一番と、自然に身体が欲するものに気付けるようになったみたいです。
私が通っていたエアロビクスの先生が「エアロビクスはぜんそくに良い」と教えて下さり、子どもも「お母さんがやっているから自分もやってみたい」と言うので始めました。初回から子どもはとても気に入って、張り切って通っていたのですが、1、2ヶ月くらい経った頃、発作が起きて呼吸困難になってしまいました。
まわりの子どもも親たちもびっくりして慌てていましたが先生は以前にもぜんそくの子どもを教えた経験があり、とても冷静に対処してくれました。これ以来、私は安心してレッスンに行かせられるようになり、子どもも先生に対する信頼が強くなったようです。さらにぜんそくもその年を最後に全く出なくなり、風邪をひいて咳で辛い思いをすることも少なくました。
父親を亡くした娘と自分のために、親子で楽しめると思ったので下見なしで入りましたが、初回から気に入りました。子どもが幼稚園に入るまでにまだ1年あり、気持ちが沈んで笑顔を無くしていたので、自分のためにも何か元気になれることをやりたくて決めたのです。
週一回、その時間だけは何もかも忘れ心と身体が解放でき、本当の意味でストレス解消になり、元気を取り戻せたのはむしろ私の方でした。それによって子どもの気持ちも安定し、父親がいなくても暗い気持ちにならずに済んだと思います。親子のエアロビクスのおかげだと心から感謝しています。
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